オカモト　サイルチェーンＳＲ。タイヤチェーンの特徴。

　オカモト「サイルチェーンＳＲ」は、国内の主要車メーカーの純正品としても採用されており、信頼性の高いタイヤチェーンと言えそうです。

　「サイルチェーンＳＲ」の特徴は、タイヤ全体を包み込むように装着すること。ただ包み込みタイプの「イエティスノーネット」とはやや異なる形状です。

　「イエティスノーネット」が丸い形状なのに対して、オカモト「サイルチェーンＳＲ」は帯状になっています。これは丸い形状がタイヤへの取り付けの際ややズレることがあるのに対して、帯状であればその心配が解消される事を狙っているのでは。

　取り付け方は「イエティスノーネット」と同じように、タイヤの上半分にチェーンをかぶせ一旦車を移動、かぶさった面を下（接地面）にします。そして残りの面をかぶせます。更にタイヤの裏側にあるプラバックルをはめ込み、表側に3本のゴムを付属の「バンドヘルパー」でてこの原理を利用して引っ掛ければ完了です。

　タイヤをかぶせる作業は「イエティスノーネット」より確実性がありそうですが、裏側のプラバックルはやや面倒と感じるかもしれません。また3本のゴムによってタイヤとの密着を図るために、「イエティスノーネット」より作業工程がひとつ多いようです。

　「サイルチェーンＳＲ」の走行に関してはトレッド面にメタルピンが装着されており、氷雪路での効きに貢献する反面、その数は必要最小限で雪のない路面での走行にも安心できそうです。

　収納はハードケースタイプですのでコンパクト収納とはいかないようです。非金属タイヤチェーンはこのあたりは仕方ないのかもしれません。

　なおロープロファイルタイヤ専用タイプ（40/45/50/55超扁平タイヤ用）として「サイルチェーンＳＰＭＡＸ」。ステーションワゴン、ミニバン、クロカンから一部高荷重乗用車までカバーする「サイルチェーンＲＶＭＡＸ」もラインアップされています。