ＦＥＣ　ＮＪ３ の特徴

　ＦＥＣ「ＮＪ３」は取り付け方法のシンプルさが最大の特徴です。メーカー公表では45秒で取り付け作業が完結、取り外しは20秒を謳っています。

　「ＮＪ３」の超硬スパイクマカロニピンの採用は、圧雪路はもちろんアイスバーンでもその効果が高く謳われます。

　構造は「イエティスノーネット」のような切れ目のない丸型で、「ＮＪ３」をタイヤに取り付け、クイックレバーを引きおろせばタイヤにしっかり密着する仕組み。この間45秒という優れものです。

　実際の取り付けは、まず「ＮＪ３」をタイヤの上側にかぶせたら車をタイヤ半回転分移動させます。そして残り半分をタイヤにかぶせワイヤーを引き、クイックレバーに引っ掛け下におろします。このことでタイヤ内側のワイヤーがしっかりと引き締まる構造になっています。最後はクイックレバーにカバーを付ければ完了。

　取り外しは逆の作業です。クイックレバーを引きワイヤーを引っ張ればチェーン本体が緩みます。この作業もメーカーでは20秒でできることを強調しています。

　走行に関しては、6面からなるトレッドに超硬スパイクマカロニピンが5箇所装填されています。センターを中心にくの字パターンで装填されていますので、横の動きに対してはやや甘さが感じられるかも。

　しかし、「ＮＪ３」はＪＡＳＡＡ認定品となっていますので、全体的には十分高い信頼性をもっていると考えられます。その特徴からは、初めてタイヤチェーンを利用する人や女性などに特にお勧めのチェーンと言えそうです。