NANKANG SV-1 の特徴

  • カテゴリー:スタッドレス
  • サイズ:16~18インチ
  • 扁平率:60~45%

製品情報

 NANKANG「SV-1」は、特殊形状のブロックパターンが特徴であり、メジャーのスタッドレスとは一味違う性能特性を謳います。

 最新スタッドレスは、ブロック剛性向上の為に構造に複雑な技術が注がれ、デザインからもそれは明らかです。また、サイドウォールまでブロックパターンやサイプそして横溝が施されており、いろんなケースで拘りを強めています。

 一方「SV-1」に限らずアジアンスタッドレスの多くは、これらの到達技術はやや厳しい印象です。実現にはいま少しの時の経過が必要と感じています。それでも斬新なパターンデザインの導入などによる効果は、意外な得意性を発揮し相応の期待感を抱きます

 「SV-1」の構造はトレッド面の中央に広いストレートの溝を配置し、レール効果を作り出すことによって走行安定性を謳います。氷雪路でのグリップ性能は、不規則な細かい溝とクロスした補助溝との効果で貢献度を高めます。

 シリカをコンパウンドに配合、新しいトレッドウェアー技術により低温状況でもトラクションを高め、方向性のあるパターンの採用によりスノーコンディションでの安定したドライビング性能を訴えます。

 一般的な街中走行では大きなマイナスは感じないという。ドライ路面では快適とは言えないまでも、違和感ある不安定さまではいかない。但し、アイスバーンはやはり不利かな。制動時に慎重さが求められ、早めの操作を意識することが必要。ブロック剛性の不足は否めず、その点で拘りが強ければ評価は厳しくなる。

 総じて判断すると、圧雪、アイスバーン、ドライ、ウェットなどの路面状況が頻繁に変わるようなヘビー環境下にない場合、いわゆる非降雪地域に近い走行環境なら「SV-1」の選択もありかな。

 既に進化系「SV-2」が導入されており、「SV-1」との比較では性能差明らかながら、まだ価格的な面を含め魅力は活かされています。

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(2016.9更新)