アジアンタイヤ 2024年シーズン最新化を果たす!!
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第1回 DAVANTI DX640 のスポーツ性能へ注目。見た目だけなら雰囲気は充分

 DAVANTI(ダヴァンティ)「DX640」の到着後即トレッド面を確認。想像以上にセンター部のデザインがスパルタン。3本リブはIN側よりもOUT側にグリップ効果を高める構造。ショルダーも繊細な溝のカッティングを実現し期待は高まります。

 前評判は静粛性に優れる、というけれど、走りに関する実力を深く突き詰めたい。なのでスポーツコンフォートのスポーツ面を徹底的に探ります。

いつもの通り見て触れる現物チェックから!

 今回購入した「DX640」のサイズは 215/45ZR17 91W XL です。規格はRFD(レインフォースド)/ XL(エクストラロード)になります。これはタイヤ内部の構造を強化することで、STD(スタンダード)規格品と同サイズでも高い負荷能力を発揮できます。

 ただ空気圧には注意が必要。新車装着(JATMA規格)215/45R17 87W、指定空気圧240kPaの場合なら、付加能力をそれ同等以上にしないといけないので計算すると250kPaにする必要があります。規格に合った適正空気圧が重要です。

アジアンタイヤの規格を理解しよう
タイヤの規格は3つに大別出来るかと。日本のJATMA(ジャトマ:一般社団法人日本自動車タイヤ協会)、欧州のETRTO(エトルト:欧…

 また、欧州ラベリング制度の適合グレーディング表示がなされています。国内規定とは異なり、転がり抵抗係数が「A、B、C、E、F、G(「D」は使わない)」の6等級、「A」が最も優れ「G」が最も劣ります。ウェットグリップ性能は「A、B、C、E、F(「D」と「G」は使わない)」の5等級。また騒音は3段階(A、B、C)の評価と音の大きさを表すdB(デシベル)で表示。バーが増えるほどノイズは大きくなります。

 で、「DX640」は転がり抵抗係数が「C」、ウェットグリップ性能は「B」、騒音は68dBで「A」を実現。国内規定なら転がり抵抗係数が「A」、ウェットグリップ性能は「b」というところ。(国内規定は騒音項目無し) そのまま完全適合とは言えないけれど、目安としてなら低燃費タイヤの規定を満たしています。これって意外で驚き。

 ただ抵抗が低減されているということはグリップ面で相反することになる。スポーツ性能はますます本質が気になります!

 ターゲットはパッセンジャーカーとSUVだという。従ってダイナミックに設計されたパターンデザインによって対応性を強調します。コンパウンドは先進のシリカ化合物を組み合わせた特殊タイプを採用しているというが‥

 トレッド面は際立つ、というか結構スパルタンさを感じさせます。左右非対称パターンを採用し、4本のストレートグルーブで排水性を高め、3本のリブ形状はOUT側ほどドライグリップに長ける印象。

 IN側のショルダーブロックは先端が細くなるよう溝を配置し効率化を狙っている。一方OUT側は高い剛性を生み出し高出力車への対応性を謳います。コーナーリングでの腰砕けは無し、しっかり支る安定性を是非とも体感したい、と思います。

更に詳しく舐めるように見る!

 普段あまり気にしない、そうタイヤの製造年月について今回確認した。一応オートウェイの在庫管理状況を信じている‥

 ブリヂストンからの指標ですけど、夏タイヤ及びスタッドレス双方(乗用車用)において、3年間は同等の性能を保つことが確認されているという。但し、適正に保管されていることが前提。

 で、届いた「DX640」は(2521)と刻印。最初の数字2桁の25は週、25週目(6月3週目かな)。一方後ろの数字2桁の21は年、2021年を示します。(週はその年の第1日曜日から始まる週を第1週=01、以降02、03・・と12月の最終週まで) 2021年6月3週目製造なら輸入製品だし出来立てホヤホヤ?

タイヤの在庫期間と使用期限
タイヤの賞味期限と言えばその限界と受け止められるかな。限界も捉え方いくつか、そう既に装着しているものから、ショップでの在庫期間など…

 安心の中国製? 中国製については素材が興味、そうコンパウンドに対するゴム感覚が得られるか。言い方適切かどうかだけれど、プラスチックのようなゴム‥ と評する製品もあるよう。これではウェットでのマイナスが大きい。この点ジックリ探りましょ。

価格はアジアンタイヤレベルを踏襲

 「DX640」の価格は以下の明細で確認出来ますが一応触れてみる。今回も装着前に現物を確認し写真撮影が必要。その為に一旦仕事場へ届けてもらいましたので別途費用が発生、個人宅へは2021年3月1日より1本220円(税込)の送料がプラスされます。4本で880円。

 また注文時に獲得できるポイントがその場で利用出来るので、決済合計から即座にポイント分(1ポイント=1円)を値引してもらいました。200円引き。合計21,040円なり。

ホイール入れ替えまで終了

 ホイール入れ替えは今回で3回目利用となるあのショップ。タイヤピット加盟店です。社長と従業員2人、当初は愛想なくて戸惑ったけれどもう慣れました。若い従業員も顔なじみとなり、どうすか? ネット売れてます? 気さくに声を掛けてくれる。

 少しでも費用を抑える為に今履いているタイヤを外し一時のエマージェンシーとしてスタッドレスを装着。外したタイヤと併せ8本を10時過ぎに持ち込む。終わったら連絡くれるというので一旦仕事場へ戻る。そしたら13時30分に連絡が入りました。

 組み換え、バランス調整、バルブ交換、廃棄で4本の合計金額は9,020円(税込み)でした。17インチならこんなもんでしょ。

 そうそう、今回組み替えでホイールが縦に歪んでるのが1本あったと指摘されました。まぁバランスは取れたので‥ ということでした。なるほど、そこは走りに影響あるかも。仕方ない、後輪へ装着しマイナス面を最小化します。

 それにしても、その都度エマージェンシー装着の作業をするのは面倒。なのでフロアジャッキにウマ(ジャッキスタンド)を買えば作業性は向上するはず。検討します。でもそもそも車ごと持ち込めばいいのでは? それは承知のこと。安くあげるのとタイヤ持ち込みだけなら予約無しにいつでも作業してくれるので。

次回の予定

 速攻で作業を進め装着まで完了したので次は慣らしです。経路はいつものルートを走行。負担を掛けず100~150kmをジックリ走行し馴染ませます。久しぶりのスポーツコンフォートだし攻めたい気持ちを抑えながらも、ファーストインプレッションへ臨みます。どんな走りになるのやら、楽しみしかない!

概要

ターゲットはパッセンジャーカーとSUV

  • カテゴリー:スポーツコンフォート
  • サイズ:16~22インチ
  • 扁平率:60~30%
  • 発売:2019年8月

ターゲットはパッセンジャーカーとSUVだという。既存サイズは16 ~ 22インチ、30 ~ 60%扁平まで構築するし、なるほど! これならパッセンジャーカー、いわゆるUHPへの主張も頷けそう。

製品詳細

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