2020-2021年スタッドレスタイヤ性能比較!!

タイヤチェーンのタイプによる性能違い

 客観的データになるのか。JAF(日本自動車連盟)ではタイヤチェーンの種類別で性能違いがあるのか2つのテスト(登坂路を上りきれるか、雪道の旋回と急制動)を実施し結果を公表しています。

 製品タイプは、金属チェーン(亀甲型)、金属チェーン(ハシゴ型)、非金属チェーン(ウレタン系)の3つ。夏タイヤにこれらをそれぞれ装着し検証します。果たしてその結果は如何に?

チェーンの種類別で性能違いがあるのか?

登坂路を上りきれるか検証

 タイヤチェーンの種類別で登坂路を上りきれるかを検証。テストは2019年2月、北海道士別市にある交通科学総合研究所で実施したものです。

 製品タイプは、金属チェーン(亀甲型)、金属チェーン(ハシゴ型)、非金属チェーン(ウレタン系)の3つ。夏タイヤにこれらをそれぞれ装着、圧雪された登坂路(15%および20%)を上れるかを検証しました。

 その結果、登坂路(15%)はいずれのチェーンでも3回全て上りきることが出来ました。しかし登坂路(20%)になると結果が異なることに。

 金属チェーン(亀甲型)が3回いずれも上りきったのに対し、金属チェーン(ハシゴ型)は1回目が約20m、2回目が約15m、3回目が約30mまで。更に非金属チェーン(ウレタン系)は1回目が約15m、2回目が約10m、3回目が約15mまで。後者2つはいずれも途中でスリップし上りきることが出来なかったという。

 この結果から絶対的な信頼性を持つのは金属チェーン(亀甲型)ということか。但し、JAFの注意書きにあるのだけれど、結果は一例であり雪道やクルマの駆動方式、タイヤの種類などで変わることがある、としています。

タイヤチェーンの種類別に登坂路を上りきれるか検証 ? JAFユーザーテスト【動画】

雪の坂道発進時の注意!

 これを受けてのことでしょう! 非金属チェーンの売上No.1を誇るカーメイトでは、登坂路で空転したら‥「雪の坂道発進時の注意」として次のような内容を発信しました。

 それによると、雪の坂道で空転してしまったら一度車を後退させ、ゆっくり(1~3km/h)走り出すのがコツだという。アクセルペダルに足を軽く乗せる程度。また雪道ではトラクションコントロールシステムをOFFにして走行することありますが、空転時はこれをONで発進して欲しい。

 アクセルを強く踏むと空転を繰り返してしまいます。更にチェーンの内側でタイヤが空転してしまうことも。ゆっくり前進を意識しましょう。

登坂路で空転したら‥雪の坂道発進時の注意 ? カーメイト【動画】

雪道の旋回と急制動の検証

 こちらもJAF(日本自動車連盟)のテスト。チェーンの種類別で雪道の旋回と急制動がどう変わるのか検証し結果を公表しています。製品種類は同様に、金属チェーン(亀甲型)、金属チェーン(ハシゴ型)、非金属チェーン(ウレタン系)の3つ。

 結果から示すと、旋回テストは時速20km/hではすべて安定走行、しかし時速30km/hになると挙動に差が。また急制動テストは非金属チェーンが最も短い距離で止まれたよう。

 テスト条件として、
1、前輪駆動のコンパクトカーを使用
2、夏タイヤおよびチェーンは新品を用意。チェーンは前輪(駆動輪)に装着
3、チェーンは3種類を検証
4、テストはそれぞれ3回実施

 まず旋回テストは、進入速度20km/hと30km/hで圧雪路の旋回路コース(半径25m)をカラーコーンに沿って走行出来るか、です。

 結果、時速20km/hではすべて安定走行。しかし時速30km/hになると、金属チェーン(亀甲型)は後輪がスリップして曲がり切れずにスピン。金属チェーン(ハシゴ型)は前輪がスリップしてカーブの外側に大きく膨らむ。非金属チェーン(ウレタン系)はコースから極端に離れず安定走行しています。

 次に急制動テストは、圧雪路の直線路で時速40km/hまで加速し急制動。これをそれぞれ3回実施します。

 結果、金属チェーン(亀甲型)は平均25.9mで停止。金属チェーン(ハシゴ型)は平均27.6mで停止。非金属チェーン(ウレタン系)は平均24.8mで停止。非金属チェーン(ウレタン系)が最も短い距離で止まることが出来ました。

雪道での旋回と急制動テスト チェーンの違いでどう変わる? – JAFユーザーテスト【動画】

運営者

タイヤに特化した専門サイト! 単身オリジナル情報の発信に励む、2006年開設です。

タイヤWEBサイト
タイトルとURLをコピーしました