グッドイヤー EfficientGrip RVF02 発表【新製品】

 日本グッドイヤーでは、ミニバン専用タイヤ「EfficientGrip RVF02(エフィシェントグリップ アールブイエフ ゼロツー)」を発売するという。ミニバン特有の車高が高いことで発生するふらつきを軽減、静粛性の改善も実現しているよう。

 発売初期サイズは 245/35R20 95W XL ~ 155/65R13 73H までの40をラインアップ。全サイズで転がり抵抗係数「AA」、ウェットグリップ性能は32サイズで「b」、8サイズで「c」を実現します。2021年3月1日より発売開始。

 従来品は2014年発売の「EAGLE RV-F」なのでようやく感ありますね。しかもブランドが「EAGLE」シリーズとは決別し「EfficientGrip」へ転化、シリーズの更なる強化を図ります。逆に「EAGLE」シリーズはスポーツへの傾倒が進み、本来のコンセプトが明確化しいい傾向になったと思います。

 ミニバン専用タイヤはカテゴリー内で詳細化、従来品の「EAGLE RV-F」はその特性からスポーツミニバンへ配置して来ました。転がり抵抗係数「A」「AA」、ウェットグリップ性能「b」「c」を既に実現済みだし、ふらつきや偏摩耗、そして腰砕けの抑制を高次元で果たし、快適性能や操縦安定性をも向上させる新コンセプトを謳いました。

 「EfficientGrip RVF02」はブランドの転化で特性がスポーツ系からコンフォート系へ移行になるかと。その結果、特徴に挙げる静粛性が最大主張に。プラスして車種としてのミニバン特有のマイナス面、そうふらつきをしっかり抑え込み安定した快適な走りを提供する、としています。

 残念ながらこれまでグッドイヤーのミニバンタイヤは、注目度合いが必ずしも高いものではありませんでした。しかし、海外メーカーとしてミニバンをラインアップする姿勢は好感を持っています。従って姿勢の評価同様製品もそうあって欲しい、というのが正直なところです。

 地味な印象から「EfficientGrip」シリーズ強化の一環として新たな役割を背負い、ミニバンカテゴリーのリスタートになるのでは。期待は大きいです。

搭載技術

 「EfficientGrip RVF02」の技術展開、メーカーアピールはショルダーのピッチ数と接地形状を最適化している点を挙げています。これによりノイズが低減、会話や音楽がより楽しめる車内空間を実現しているという。

 大きさが異なる5つのショルダーブロックの配列を最適化。ピッチ数を増やしランダムに配置することで路面からのピッチ音(叩き音)を分散、パターンノイズとピッチノイズの低減に貢献します。従来品比較でパターンノイは14%の低減だという。

 ガタつきのあった接地形状を、滑らかになるよう最適化。路面へ徐々に接地するため衝撃が緩和され静粛性が向上。ロードノイズ9%低減。

 上質な乗り心地を実現するのはトレッド内部のベルトおよびオーバーレイヤー、更にサイドのプロファイルを最適化すること。路面からの衝撃を緩和し大きな効果を発揮します。

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