ＺＥＥＴＥＸ　ＺＴ１０１ の特徴

　ＺＥＥＴＥＸ「ＺＴ１０１」は、スタンダードタイヤとして標準性能への拘りと、街中での快適性を示すタイヤです。「ＺＥＥＴＥＸ」ブランドは、国内販売ではスタッドレスタイヤで実績があります。アジアンタイヤの中でも特にコストパフォーマンスに優れ、注目の高まりが期待できるタイヤです。そのスタンダードタイヤとして「ＺＴ１０１」がポジショニングされています。

　「ＺＴ１０１」はセンターの縦溝を中心にした左右対称のデザインですが、変形したＶ字にも似た横溝は繊細なカットを実現し、排水効果と静粛性への期待を高めています。ショルダーはブロック面積を大きく取る事でコーナーリング性能を高め、走りへの拘りも感じさせます。

　全体的にはサイドのふくらみが丸さをイメージさせ、古さというか先進性を謳うことはやや厳しい印象かも。それでもトレッド面の溝のデザインに斬新さも見られ、その点から快適性への訴えは意外と響いてくるかもしれません。

　「ＺＴ１０１」の装着では比較的コンパクトカーへ注目されているように感じます。スタンダードタイヤとして、街乗りへ主眼が置かれているものかと。

　アジアンスタンダードタイヤは、やはり価格への追求が最も興味が示されるところです。タイヤ性能は勿論ですが、それ以上に安さへの拘りが優先されることも。それによりタイヤの性能評価ではコスト面も重要なポイントとして印象付けます。「ＺＴ１０１」は比較的その傾向が強調されるタイヤかもしれません。