ヨコハマ iceGUARD BLACK ig20。スタッドレスタイヤの特徴について。

   ヨコハマ iceGUARD BLACK ig20 の特徴

ice guard black ig20
  • タイヤカテゴリー:スタッドレスタイヤ 
  • タイヤサイズ:12〜19インチ
  • タイヤ偏平率:80〜40%
  • 独自技術:ブラック吸水ゴム
  • 独自技術:パワー吸水バルーン
                  +吸水カーボンU
  • 独自技術:ブラックポリマー

 タイヤ性能

 ヨコハマ「iceGUARD BLACK ig20」は、「iceGUARD ig10」からの進化であり、「ブラック吸水ゴム」を採用することで、路面温度による路面状況の違いに対応できることが特徴とされています。


 このタイヤの性能について確認していきます。

タイヤテクノロジー

 冬の路面は、外気温によりその状態が変化します。圧雪路でも気温が上がれば雪が溶け出し、シャーベット状になります。また、アイスバーンでは、夕方から朝までの気温が下がる状態では、カチカチのツルツルになり、日中の温度上昇では、氷が溶け出し路面はウェット状態になります。


 このような温度による路面状況に対応すべく誕生したのが、ヨコハマ「iceGUARD BLACK ig20」です。このタイヤは「ブラック吸水ゴム」を採用し、カチカチのアイスバーンでは「パワー吸水バルーン」の殻が氷を噛んでグリップし、氷が溶け始めたウェット路面では、「吸水カーボンU」により吸水を高め氷に密着させる効果を発揮するそうです。

 また、コンパウンドに配合された「ブラックポリマー」は、どんな低温時でもゴムがしなやかさを維持し、氷の細かな隙間にゴムが入り込むことで路面への密着を向上させていることが訴えられています。


 更に、氷雪路面での性能向上と伴に、ドライ路面での快適性も向上。立体構造である「ピラミッドサイプ」がトレッド面のブロックの倒れこみを抑え、「二重トレッド」がタイヤ全体の剛性を向上させているそうです。

タイヤインプレッション

 昨今のスタッドレスタイヤは、その性能が急速に向上し、特にアイスバーンでの氷を噛む技術は、様々な工夫により安全性が高められています。しかし、その為に快適性はやや犠牲にされてきた感があります。


 ヨコハマ「iceGUARD BLACK ig20」は、氷雪路面における確実なハンドリングとブレーキ性能、そしてウェット状態での排水性能を高次元で達成すると伴に、ドライの高速路面でも、上述した技術によりタイヤの剛性をしっかり発揮し、夏タイヤに近い感触での乗り心地を提供してくれる期待感があります。

 通常、夏タイヤからスタッドレスタイヤへ交換した時、違和感のあるハンドリングの軽さを感じますが、これはスタッドレスタイヤのゴムの柔らかさとブロックの剛性の弱さからくるものです。


 しかし、ヨコハマ「iceGUARD BLACK ig20」は、このハンドリングの軽さが明らかに抑えられているようで、このことからも剛性の高いタイヤ=快適と言えるのではないでしょうか。

 但し、「iceGUARDトリプル(iG30)」に比較して、総合的な性能では見劣り感は否めず、高性能さを求めるのであれば「iceGUARDトリプル(iG30)」を、更に「iceGUARDトリプル プラス」は昨シーズン発売の最新さを謳います。

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