トーヨー GARIT G5 の特徴
タイヤ性能
トーヨー「GARIT G5」は、2009年「GARIT G4」の後継として発売されています。「全方向に効く360°スタッドレス」が継承され、より進化したスタッドレスタイヤとして、アイス制動やアイス旋回性能の向上が訴えられています。
このタイヤの性能について確認していきます。
タイヤテクノロジー
トーヨー「GARIT G5」の特徴は、「吸着ナノゲルゴム」「鬼クルミの殻」「吸水カーボニックパウダー」などの採用。これらを効率よく使うことで、路面に対する吸水力を高め、更にひっかき効果で冬のあらゆる道で安定した走行が可能となるそうです。
「吸着ナノゲルゴム」は、「ナノゲル」という新素材が配合されたもので、これは氷点下でもゴムの硬化を防ぎ、路面の凹凸に密着するそうです。
「鬼クルミの殻」は、路面を傷つけない天然素材だそうで、アイスバーンをひっかく効果が期待できるようです。
「吸水カーボニックパウダー」は、天然素材の竹炭が使われ、ミクロの水膜を取り除くことでタイヤを路面へ吸着させるそうです。これら天然素材の使用は、タイヤ性能と同時に環境面への配慮も訴えられています。
また、新パターンとして、路面への追従性を高める「360°サイプ バージョンG5」を採用。新サイプ構造として、タイヤのセンター部に「吸着3Dサイプ」を採用、氷雪路面での密着性・エッジ効果を向上させているそうです。
更に、ドライでの走行を向上させる為に、ベルト構造、サイド構造など全体的に高剛性を確保、コーナーリングとブレーキングの安定性を実現し、ドライでもしっかりした走行を謳います。
慣らしをしていない新品のタイヤでも、効きを発揮する「新ファーストエッジ」も採用され、これは縦方向だけではなく、横や斜めの滑りにも対応するエッジ加工を施すことで、「360°全方向に効く」が実践されるのだそうです。
タイヤインプレッション
トーヨーのスタッドレスタイヤは、ミニバンでの「Winter TRANPATH」シリーズの優秀さが際立ちます。よって、乗用車用としての「GARIT G5」はその影響を受けていることを感じます。
通常、乗用車用からの技術の継承が一般的と考えられますが、ミニバンタイヤとしての認知からトーヨータイヤならではの傾向ではないかと。
トーヨーは、スタッドレスタイヤでもカテゴリーごとの専用タイヤの動きに積極的であり、スタッドレスタイヤの専用タイヤとしての位置付けは好感が持てます。
さて、「GARIT G5」の実際の性能については、「GARIT G4」がやや地味な印象であったことは否めず、巻き返しの意味からも全体的な性能アップが図られているようです。
その中で特に、近年のスタッドレスタイヤの中心的な訴えであるドライ路面での快適性と安全性には注目するところです。但し、アイス性能についてはより好意的な評価はあまり聞かれず、この点では標準的な印象に終始するようです。
ミニバンでの印象が高いトーヨーのスタッドレスタイヤながら、乗用車用としては正直物足りなさは否めません。ただ、個々の性能は決して悪い印象はなく、トータルでの括りに拘り感を示して欲しいと考えます。
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