スタッドレスタイヤ効果の限界(新品交換への目安)
一般的にスタッドレスタイヤは、その使用の限界を確認するには溝の磨耗チェックといわれています。トレッド(接地)面が50%以上磨耗すると、スタッドレスとしての機能を期待できなくなるようです。
スタッドレスタイヤは、トレッド面のブロックにギザギザした切れ込み(サイプ)があり、このエッジがアイスバーンを引っ掻きます。更に、その中には引っ掻き効果が期待できる特殊素材が入る事で一段と性能向上が望めます。
また、路面への密着による効果もスタッドレスタイヤの重要な性能です。これは、冷えても硬くならないゴムを用いるのですが、最近では「シリカ」という素材を配合することでその効果を実践しています。
更に、雪路やアイスバーンでの滑りの原因は、雪や氷が解け表面にできた水の膜なのだそうです。これを取り除くことで滑りを抑えられるのですが、その為に排水と吸水効果がスタッドレスタイヤには備わっているのです。
このように、スタッドレスタイヤには雪道を安全、快適に走行できるよう、様々な効果を発揮する技術が作りこまれています。しかし、この性能を発揮するには、その溝が新品時の50%は最低限必要であり、逆にそれ以下の残溝ではその効果が期待できないということです。
また、磨耗以外に使用年数も大きな要因になります。スタッドレスタイヤを構成するゴムは夏タイヤと比較して柔らかいのが特徴です。その為に、経年によるゴムの劣化はヒビ割れや硬化を引き起こし、本来の性能を失わせてしまうことになります。たとえトレッド(接地)面が50%以上磨耗していなくても、3年ぐらいが限度と考えたほうがよさそうです。但し、それ以上でも使えるケースはあるようですので、その場合はこまめなチェックが必要です。
スタッドレスタイヤ溝の磨耗チェック
スタッドレスタイヤの溝の磨耗限界を知らせるのが、タイヤの溝の中にある「プラットフォーム」です。プラットフォームは、新品時には溝と溝の間に隠れていますが、溝が磨耗するにつれ目立つようになってきます。そして、溝と同じ高さ(露出)になった時に交換のタイミングとなります。溝の磨耗が50%に達したことになります。新品のスタッドレスタイヤの溝は約8mm〜10mmですので、「プラットフォーム」が露出した時は、約4mm〜5mmと考えられます。



なお、スタッドレスタイヤの経年によるゴムの劣化は、その保管方法によってもゴム質が大きく影響します。詳しくはスタッドレスタイヤの保管で確認できます。
