ブリヂストン エコタイヤ性能比較表

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 ブリヂストンの低燃費タイヤは業界に大きな影響を与えて来ました。そのあり方、従来通りラベリング制度のグレーディング追求を図る。一方でそれは標準レベルに留めながらも本来のカテゴリー(ブランド)追求を重視する。

 前者はラベリング制度による、転がり抵抗係数「AAA」、ウェットグリップ性能「a」という現在の最高グレーディングを実現する製品に技術披露の役割を持たせています。これ他メーカーも追随する動きです。

 対して後者、代表されるのはREGNOのあり方でしょう。プレミアムブランドながらグレーディング追求はそこそこに、優先するのは極上の静粛性。ミニバン用「GRVⅡ」も同様の主張を展開します。更に軽カーへも極上を向けています。

 また、それまで低燃費専用ブランドを誇っていたECOPIAを取り巻く環境が微妙に変化しています。「Playz PX」シリーズの新たな構築はECOPIAへの拘りを一掃。取り敢えずECOPIAを冠するそれまでの動きに決別し、本来のブランド性能の追求を実行します。

 ところが2017年に「ECOPIA NH」シリーズが投入されました。これ以前へ回帰? 更にSUVカテゴリーにも低燃費タイヤが実現、「ALENZA 001」は業界初ではないけれど注目なのは間違いない。実現への足枷が大きかった、スポーツ系、そしてSUVにも着実に広がっています。

 この現状が意味するのは普及だけに拘る施策は強化しない。多彩なカテゴリーに対しそれぞれが追求する性能優先で主張を展開する、では。

(2018.3更新)

ブリヂストン グレーディング(等級制度)

  • 転がり抵抗係数
  • AA(A)
  • A
  • ウェットグリップ性能
  • a(b)
  • b
  • 転がり抵抗係数
  • A
  • A
  • ウェットグリップ性能
  • b
  • b
  • 転がり抵抗係数
  • AAA
  • AA
  • A
  • ウェットグリップ性能
  • a
  • b
  • b
  • 転がり抵抗係数
  • A
  • A
  • AA
  • A
  • ウェットグリップ性能
  • b
  • b
  • b
  • b
  • 転がり抵抗係数
  • A
  • ウェットグリップ性能
  • c
  • 転がり抵抗係数
  • A
  • ウェットグリップ性能
  • a(b)