ヨコハマ、韓国クムホとの技術提携を解消

 当サイトでは2013年12月、ヨコハマが韓国クムホと、技術提携及び資本提携の実施に向けて協議することで基本合意した、という件を伝えました。

 実際、2014年2月に提携の目的と枠組みを定めた「技術提携基本契約」、2014年5月に環境対応技術や新たなコンセプトのタイヤなど関連技術の共同研究開発を目的として「共同研究開発契約」および「ライセンス及び技術交換契約」を締結しました。

 で、なぜに解消になったのか? クムホは経営不振が伝えられ、その後ろ盾が欲しかった。そこで手を挙げたのが中国企業(青島双星)、株式の45%を取得し筆頭株主になっています。

 ヨコハマからは、今回クムホの支配株主の変更に伴い、契約条項に基づいて当該契約を解消した、という簡単なリリースが発せられただけ。この件、冷静に見ていたのかな。後ろ盾になる姿勢は示さなかったことになりますね。

 当初からヨコハマにとってのメリットがいまひとつ見えなのでは? の感想でした。クムホにとってはヨコハマの先進技術、特に低燃費タイヤとスタッドレス技術は魅力でしょう。これを得ることが出来れば評価がワンランク確実に上がります。

 一方ヨコハマは、国内の目がやや疑心暗鬼。国へのイメージがメーカーにも繋がっていてマイナス要因に捉えられていたかと。技術的な面でも正直魅力があるとは言えない。それを受け入れても進めた意味、経営の効率化と規模拡大でしょう。

 従業員数に対する売り上げ比率でクムホはヨコハマに勝ります。また両者の世界シェア合計ではブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤー、コンチネンタルに次いで世界5位になります。国内では住友ゴムを超え、ブリヂストンに迫る訳です。

 しかし、うまくいかなかったと判断すべきかと。ヨコハマにとっては大きなダメージにならずに済んだことが何よりかと。

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