ファルケン スタッドレス ESPIA W-ACE 発表【新製品】

 ファルケンの住友ゴムでは、乗用車用スタッドレスタイヤ「ESPIA EPZ F」の後継となる「ESPIA W-ACE(エスピア ダブルエース)」を発表しました。「ESPIA EPZ」からコンパウンドの変更(Fコンパウンド)により「ESPIA EPZ F」へ進化したのが2015年、そこから3シーズン目で新たな製品へ移行します。

 Fコンパウンドの投入時には新製品としてのアナウンスは無く、ひっそり感だけが漂っていました。まぁ、パターンデザインは従来を維持していたし見た目は変わらないことへの謙虚? さからかな。

 しかし、それによる向上効果は結構なレベルに到達していたかと。従来は引っかき素材として マイクロエッグシェル を採用。たまごの殻を細かく砕き、コンパウンドに配合した独自素材です。

 対してFコンパウンドには、高密度シリカと軟化剤を絶妙に配合、ゴム全体は剛く、接地面だけ柔らかくしました。剛くなったエッジで引っ掻き、除水と密着による効きを一層高めた先進理論を取り入れた訳です。

 同時期、住友ゴムではダンロップ製品の「DSX-2」にも同様の進化を施しています。新たなコンパウンドの主張は凍結した路面で強力なブレーキング性能を発揮すること。恐らく、想像で根拠が薄いながらこれら2つのコンパウンドは共通性あったと考えます。

 しかしながら、既にラインアップにはWINTER MAXXシリーズが投入されており、「DSX-2」はその下位モデルとしてスタンダードの役割に徹します。それでもこれ結構評判よかったような。「DSX-2」のマイナス面をフォローするのに十分だったかと。

 というファルケンとダンロップを持つ住友ゴムのスタッドレスタイヤ戦略を確認した上で、新製品「ESPIA W-ACE」の詳細に移りたい。なお発売サイズは、245/40R18 93H ~ 145/80R13 75S までの38サイズ、発売日は2018年8月1日から順次です。

 さて「ESPIA W-ACE」、メーカー主張はこう。トレッドは方向性を持った左右対称のパターンである ラッセルパターン を採用。ブロックのエッジ成分を従来よりも増加させているという。またサイプはタテとヨコに配置した タテヨコサイプ を配置。横方向のサイプエッジがアイスブレーキ性能を、縦方向はアイスコーナリング性能の向上に寄与。

 コンパウンドは高密度シリカと軟化剤の絶妙な配合で、ゴム全体は強く接地面は柔らかくする アイスホールドゴム を取り入れています。剛性の強いゴムはアイス路面での引っ掻きを、一方柔軟性のあるゴムはアイス路面の凹凸にピタッと密着します。

 従来品比較による向上効果は、氷上ブレーキ性能7%、氷上コーナリング性能4%、ウエットブレーキ性能13%などそれぞれ大幅な向上を実現しました。

 更に触れておきたいのはスピードレンジかな。設定サイズ全て「S」「H」を採用したこと。規定の条件下でタイヤが走行できる最高速度を示すものですけど、「S」は180km/h、「H」は210km/hです。因みにダンロップ「WINTER MAXX 02」はその多くで「Q」を採用、「Q」は160km/hです。

 高速安定性を得るには剛性です。ブロックの倒れこみを抑えるサイピング技術とトレッド剛性を高めるフルバンド構造、さらに剛性分布の最適化により実現しているらしいです。

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