グッドイヤーはEfficientGripシリーズが新たな牽引役!

 最新グッドイヤーを牽引するのは「EfficientGrip(エフィシエントグリップ)」シリーズです。徐々に充足を果たし、現在は「E-Grip(いいグリップ)」の略称が一般化しつつあります。フル名称は確かに長いですからね。

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登場は2009年から!

 国内展開はまず2009年にエコ製品として「EfficientGrip」が登場、従来品は「Excellence(エクセレンス)」です。欧州グッドイヤー(グッドイヤー ルクセンブルグ テクニカルセンター)で開発され、欧州プレミアムカーへの新車装着を果たすなど北米のイメージを脱し欧州製を強調します。

 しかし当時国内での反応はいまひとつ。押し出しも弱かった。それもあってか静かにフェードアウトになったのでは。ただメーカーの捉え方は前向きでした。

 2013年に「EfficientGrip SUV」を、2014年にはプレミアムコンフォート「EfficientGrip Performance」を投入、ここでシリーズの足掛かりとします。続けざまに2015年にスタンダード「EfficientGrip ECO EG01」、SUV「EfficientGrip SUV HP01」が登場。この充足でシリーズは一気にメインブランドへ昇格します。

 更に2018年、コンフォート「EfficientGrip Comfort」とSUV「EfficientGrip Performance SUV」が同時発売になりました。プレミアムからコンフォート、そしてSUVに至るまで新たな展開を実現したのです。2020年にはスタンダード「EfficientGrip ECO EG02」へ進化を果たしています。

 これまで「EAGLE」シリーズ一辺倒だったブランド展開は、「EfficientGrip」シリーズを加えたことで製品主張、特にカテゴリーに対する拘り感が明確化しました。「EAGLE」シリーズは本来抱かれる走りに傾倒したイメージへ集中出来るかと。

 これら一連によりグッドイヤーの変革はやはり感じるところです。2015年に住友ゴムとのアライアンス契約および合弁事業解消により、グッドイヤー100%出資の日本法人として日本グッドイヤーが復帰したことで当然ながら国内展開は独自路線へ舵を切っています。

 「EfficientGrip」シリーズ強化はその表れ。新車装着・市販の両方でグローバル展開するその性格を色濃く示すのが狙いです。

 また国内市場から見ればミニバンへも投入を! となるのだけれどこれはどうよ? グローバルでミニバンは商用バンのイメージが強い、ここに専用タイヤを投入しても市場は国内限定的で旨味が無い。ということは既存「EAGLE RV-F」の後継は怪しいかも‥ と思ったのは杞憂でした。2021年「EfficientGrip RVF02」を投入!

 そして2022年、耐摩耗性能向上によるロングライフ化、ドライ路面での優れた操縦安定性、ウエット路面での制動距離短縮を強調したプレミアムコンフォート「EfficientGrip Performance 2」の登場で更なるラインアップの固定化を図ります。 

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