SUV/4×4スタッドレスタイヤの特徴を詳細に確認する

 オフロード用となるM/Tタイヤなら、溝が太く深いしゴツゴツしたブロック構成で排泥性に優れることから、雪道でも行けるのでは。

 実際メーカーでは、浅雪での性能に配慮したタイヤ、としています。但し、冬性能に特化した製品ではない為に、アイス路や雪路を走行する際は必要に応じてチェーン等の装着を求めています。また高速道路の冬タイヤ規制時には通行出来ない可能性にも触れています。じゃあ、どうしたら・・

やはりそこは冬専用タイヤを装着すべき!

 アイスバーンでの懸念は間違いなくあるでしょ。ここが非常に大きいと思う。危険が大きい冬環境だからこそ車種特性を最大限考慮し、先行する乗用車用の高性能技術を流用したSUV/4×4スタッドレスタイヤを装着したい。

背反の両立が高度化へ

 SUV/4×4の車種特性は重量があり重心が高いこと。これが氷雪路でのブレーキングやコーナーリングでは不安定さを招きます。従って乗用車に比較し高い剛性を得ることが重要です。しかし、柔らかいゴムを採用するスタッドレスタイヤにとって、剛性を高めることは背反の両立です。非常に難しい技術が求められます。

剛性向上

 注目するのはトレッド面に配置されるブロック形状。制動時などタイヤに強い力が掛かる時でも、トレッドパターン全体で接地面の各ブロックの倒れ込みを抑制、ヨレを制御し高重量・高重心から起こるふらつきに高い対応性を示します。

ブロック本体を外と内から支える

 技術展開はメーカーによって様々だけれど、共通するのはブロック本体を外と内から支えること。外からは最適形状にしたブロック同士が互いに支え合い、内からはサイプの内壁を特殊構造で接触力を増加、各サイプが支え合い倒れ込みを抑制します。更にショルダーからサイドへもたわみと剛性をバランスし安定性へ導きます。

 また柔らかいゴムを形成する素材の進化も見逃せない。ナノレベルで結びつきの強化を図ります。など剛性向上は、正に先行する乗用車用技術で実証するもの。そこから更に最適化を図りフィット感を高めます。

ブランド転換が進む

 氷とタイヤの間に発生する水膜の除水、氷を引っ掻く、雪を噛む効果の向上など直接的な性能の底上げも進みます。こちらも乗用車用技術の流用だけれど、実現ではブランド転換も進みます。

 従来は、夏タイヤとしてのSUV/4×4専用ブランドにスタッドレスも括られていました。しかし、技術流用が進むにつれブランドも乗用車用へ取り込みます。というか、全体的なスタッドレスブランドの確立を図っている、と捉えるべきかな。その結果、ラインアップのひとつとしてSUV/4×4専用が展開されるようになった訳です。

 例えば、ヨコハマは GEOLANDAR から iceGUARD へ。ダンロップは GRANDTREK から WINTER MAXX へ。トーヨーは Winter TRANPATH から OBSERVE へ向かうも、新たには Winter TRANPATH を再度併用するケースも見られます。

CUVを謳う

 CUV(Crossover Utility Vehicle)は乗用車のプラットフォームを流用したSUVと言っていい。近年のSUV人気、実は多くがCUVだという。乗用車からの乗り替えも多いと聞くし、従来のSUVよりもソフトなイメージを持つから敷居が低い。

 ここにターゲットを向けるのは当然のこと。SUVより更に注目を得る為に、新たな括りCUV対応とするのも有りでは。

2017-2018年に向けたスタッドレスタイヤの選び方、ポータルとしての役割を強化し、ポイントになる基本性能のあり方を絡め背景を察知、取り巻く環境の変化など詳細に伝える。
圧倒的多数の新製品が2017-2018年最大の興味になるのでは。過去に例を見ない5製品にプラスして乗用車用にCUV向けサイズを追加するなど、実質6製品の投入を確認。
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