ウェット性能は地味だけれど使用環境の変化に対応

 夏タイヤにおけるウェット性能の重要性は何となく認識出来るけれど、スタッドレスタイヤにおいてはあまり拘るケースを見たことがない。主張メインとなる性能には捉えられません。冬用タイヤであるスタッドレスにとって、メインは飽くまでも冬性能です。

ウェットの重要性

 実は遭遇するケースがとっても多い路面環境だし重要なんです。多彩に変化する冬の道、危険な走行環境として認識されるのはアイス路や雪路、更にはシャーベットまでかな。

 でも雪の降り始めはウェットになり、積雪が融けてシャーベット、以後はヘビーなウェット状態に変化します。避けることが出来ないウェットに対して、メーカーでは性能強化に努めています。

効率的排水と密着

 スタッドレスタイヤの特徴となる溝の多さ、その役割はウェット性能向上へも繋がります。主力になるのは主に縦方向に太く深く刻まれた溝。ここで水を抱え込み回転により弾き出します。横溝は遠心力を利用し横方向に排水します。これでも排水しきれなかった水はサイプで拭い取る役割を持たせています。形状の最適化が進み、効率的な一連の作用によってハイドロプレーニングの抑制を図ります。

 また密着の有効性も実践します。アイス路での密着を実現する新たな素材は、ウェットでも排水後により密着しウェットグリップの確保を実現します。効率的に排水し、しかも密着するのが最新スタッドレスタイヤのウェット性能です。

使用環境の変化に対応

 非降雪地域でもスタッドレスタイヤの使用を推奨する現在、ウェット性能の主張は更に声高に謳うべきと考えます。その際に夏タイヤと比較してどうよ? が疑問としてあるかな。

 本来、夏冬タイヤの性能比較は危険性を訴える手段として取り上げられます。でもウェット性能は効率性を強調、冬本来の使用であれば決して見劣りするものではない、と思います。ここをポイントにしたらいい。飽くまでも冬の使用に限ったことですが。

2017-2018年に向けたスタッドレスタイヤの選び方、ポータルとしての役割を強化し、ポイントになる基本性能のあり方を絡め背景を察知、取り巻く環境の変化など詳細に伝える。
圧倒的多数の新製品が2017-2018年最大の興味になるのでは。過去に例を見ない5製品にプラスして乗用車用にCUV向けサイズを追加するなど、実質6製品の投入を確認。
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