金属製チェーン使用時のトラブルに注意

 国民生活センターでは、金属製タイヤチェーン使用時のトラブルに注意喚起しています。装着の緩みや破損では車体に傷が付いたり、ブレーキホース等に巻き付いて損傷させなど思わぬ事故に繋がる可能性があるという。

 2016年10月 ~ 12月、過去5年以内に金属製タイヤチェーンを使ったことがある一般消費者457人へアンケート調査を実施したところ、約4割の人が使用時に何らかのトラブルを経験していたようです。

 トラブルがあった、と答えた人は457人中184人(40.3%)で、最も多いのが走行中に「チェーンが緩んだ」と答えた人の81人(44.0%)、「チェーンが切れた」と答えた人は68人(37.0%)でした。以下「保管中に劣化して使えなかった」35人(19.0%)、「装着したら車体に干渉して使えなかった」23人(12.5%)、「走行中にチェーンが外れた」15人(8.2%)など。

 またトラブルがあった184人のうち「チェーンが緩んだ」又は「切れた人」は136人(重複を除く)、これにより車体等に何らかの損傷を受けた人は35人(25.7%、重複を除く)でした。受けた損傷は「車体やホイールが大きく傷付いた」が30人(22.1%)と最も多く見られました。

 トラブル発生時の走行状況についても聞いています。トラブルがあった人184人のうち、52人(38.2%)が「30 ~ 50km/hのほぼ一定速度で直線走行中」にトラブルに遭っています。

 更に「チェーンが緩んだ」81人(44.0%)のうち54人(66.7%)が「積雪路、凍結路面」で、「チェーンが切れた」68人(37.0%)のうち31人(45.6%)が「アスファルト路面」で、となっています。

 同センターによれば、昨年度の販売数量は金属製チェーンが約40万ペア、非金属製チェーンは約24万ペアだそう。金属製チェーンが圧倒的に多いんです。非金属製に比較して流通量が多く、手頃な価格の製品が多いのも要因では。

 こんな結果もありました。過去5年間でチェーン(金属製・非金属製両方を含む)の安全・品質に関する相談が89件見られました。そのうち57件(64.0%)が南関東であり、日本の総人口に対する南関東の人口比(約28%)を考慮しても非常に多いという。

 これは冬季でも積雪が少なくチェーンの使用機会がないために、使用に不慣れな人が急な積雪に対して使用することがあるためではなか、としています。

 いずれにしてもチェーンの装着は完全に、そして安全な速度で走行することを強く意識して欲しい、と思います。

金属製タイヤチェーン使用時のトラブルに注意 ―緩みや速度超過などは、チェーン切れや思わぬ事故につながります―【国民生活センター】

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