エコタイヤと低燃費タイヤ の棲み分け 誕生の経過から触れてみる

 大手メディアでもタイヤの特集を掲載しています。相応のデータなど参考とさせてもらうことも多い。しかし、気になるケースがあるんです。最近では、エコタイヤと低燃費タイヤ の棲み分け、かな。

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 低燃費タイヤの導入経緯についてはこれまでも伝えて来ました。平成22年1月(2010年1月)から導入が開始され、タイヤ性能のラベル表示について、日本自動車タイヤ協会(JATMA)からガイドライン(ラベリング制度)が発表されています。

 ラベリング制度は、転がり抵抗係数とウェットグリップ性能の両性能を、グレーディングシステム(等級制度)に基づく表示で行います。双方で一定のグレーディングを得た製品を 低燃費タイヤ と定義しています。

 対象タイヤは市販タイヤとしてユーザーが販売店等で購入する 乗用車用夏用タイヤ です。従って、スタッドレスやオールシーズンなど、STUDLESS や M+S 表示がある製品は対象外です。

 対してエコタイヤ、この括りに対する曖昧さが混乱を招く要因では。元来、エコタイヤは環境に優しい、低燃費が期待出来る、という主張が注目されました。ただその根拠がメーカーによりバラバラ。極端な話なら、エコです! とアナウンスすればエコタイヤとして括られてしまう。その結果、市場では混乱が見られるようになりました。

 当事、欧州でも同様の状況から数年後の導入を目指し、低燃費タイヤ の規定に関する枠組み決定が進められていました。国内ではこの動きを参考とし独自展開を図ります。その為に法的拘束力は持たず、飽くまでもJATMAが主導するタイヤ業界の自主基準に留めています。

 実施メーカーはJATMAへの参画企業の必要があります。参考までに最新の企業はこうなっています。(2016/7/20現在:JATMA公式サイトから)

㈱ブリヂストン
住友ゴム工業㈱
横浜ゴム㈱
東洋ゴム工業㈱
日本ミシュランタイヤ㈱
日本グッドイヤー㈱
㈱ハンコックタイヤジャパン
クムホタイヤジャパン㈱
ナンカンタイヤ㈱
㈱オートバックスセブン
ピレリジャパン㈱
ネクセンタイヤ コーポレーション
㈱マキシスインターナショナルジャパン

 タイヤの変遷はこう考えます。タイヤ → エコタイヤ → 超エコタイヤ → 低燃費タイヤ。進化の流れから見た場合、エコタイヤの発展系が低燃費タイヤ。結論付けると、大きな意味で低燃費や環境面での優位性を謳うのが エコタイヤ、公平性により一定条件をクリアしたのが 低燃費タイヤ です。

タイヤにおけるエコとはエコロジー+エコノミー! 低燃費に優れ燃料費を抑える。結果として走行時のCO2排出量を削減し環境に優しいタイヤの総称。低燃費のみがエコの本筋ではない。また進化の流れからエコタイヤの発展系が低燃費タイヤであり明確な規定が示される。

 当事、国土交通省及び経済産業省が「低燃費タイヤ等普及促進協議会」を設置、平成20年度中(2009年3月)にその方向性を取りまとめる、と発表したのが2008年12月です。2009年7月にとりまとめ内容が発表されています。以下確認を。

国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
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