グッドイヤーのミニバンタイヤ 海外メーカーとしては貴重だ

 グッドイヤーのミニバンカテゴリー、既存ラインアップには「EAGLE RV-F」を投入しています。偏見ではないけれど地味かな。ミニバン専用としての主張性に乏しいな印象があるんです。

 しかしながら、投入自体には好感を持っています。ミシュランやピレリ、そしてコンチネンタルなど海外メジャーメーカーではミニバン専用が見当たらない。知らないだけかも。でも国内展開に限定すればそうなんです。

 グッドイヤーとの違いは明白です。ただグッドイヤーも将来はどうだろう。そう既存は住友ゴムとの提携による製品ラインアップが維持されているからでしょ。この先も既存踏襲が続くかは微妙です。

 2015年、国内でグッドイヤーを展開する住友ゴム(日本グッドイヤー)と米Goodyear社の提携は解消されました。これにより国内展開する日本グッドイヤーは、米Goodyearの100%子会社化されました。この意味は米Goodyearが独自展開へ移行する、では。

 ただ急激なラインアップの移行はユーザーの混乱を招く、として十分考慮した展開を実施する、とも明言しました。配慮によって現在もミニバンカテゴリーの維持が図られている、と考えます。いずれ他の製品を含め新たな展開に移行するでしょう。その際にもミニバン製品が維持されるのか注目するところです。

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変 遷

 さて、ここからは国内のミニバンカテゴリーにおけるグッドイヤーの変遷を確認します。見出せるのは2003年に登場した「EAGLE RV」からです。高重心のRV車に最適な非対象パターンとの組合せによりミニバン、ワゴン専用ハイブリッドタイヤとして登場しました。偏摩耗や腰砕け、フラツキ感を改善した専用タイヤを謳います。

 2008年には「EAGLE RV-S」へ移行。静粛性とスポーティーさを両立したミニバン専用を強調します。ミニバン車内で家族との会話を楽しみながら、ハンドリングも楽しみたいという若い感性のユーザーや、純正サイズの履き替え等を対象にしました。

 2012年は低燃費タイヤ「EAGLE RV-S ECO」の登場です。従来品「EAGLE RV-S」に低燃費タイヤ化を施し、ラベリング制度で転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「c」を実現しました。静粛性とスポーティーさの両立に低燃費性能が備わったことを強調します。

 そして既存は2014年に登場した「EAGLE RV-F」です。「EAGLE RV-S ECO」の後継として転がり抵抗係数「AA」(一部「A」)、ウェットグリップ性能「b」へアップグレードしています。対象は従来を踏襲しミニバンでもスポーティーさを求めるユーザーに向けられています。

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