ピレリ 多数を配置するスポーツコンフォートでの差別化はこう

 「DRAGON SPORT」を新掲載し、「Cinturato P1 VERDE」、「Cinturato P1」、「DRAGON」と、2016年はスポーツコンフォートカテゴリーへのピレリ製品が4銘柄にもなりました。いずれも新旧混在となることから差別化が必要です。

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 スポーツコンフォートカテゴリーは、過去製品ライナップの少なさと話題性の乏しさに嘆いたものです。それが現在は隆盛著しい注目度の高いカテゴリーに成長しています。

 礎はヨコハマ「S’drive」とダンロップ「DIREZZA DZ102」です。双方最新への進化系ながら従来品の貢献が今の隆盛に繋がります。またブリヂストン Playz PZシリーズ から ECOPIA PZシリーズ、そして Playz PXシリーズ へ続く、いわゆる運転をラクにするコンセプトの一貫性もカテゴリーへ大きな影響を与えました。

 というような製品構成の中で、ピレリの存在感が大きく成長している、と捉えます。いずれもターゲットはAPAC(アジアパシフィック)市場のミドルクラスへ向けられています。最近は中国企業に買収されたことからも、APAC市場への傾向を更に強化しているのは間違いないかと。

 ライナップされるピレリ4銘柄を微妙ながら線引きしたい。まず「Cinturato P1」は「Cinturato P4」と「Cinturato P6」の融合として、プレミアムパフォーマンスを謳います。ただプレミアムコンフォートは「Cinturato P7」、「Cinturato P7 BLUE」が配置されておりその下位に位置する訳です。また当初は「DRAGON」の後継としての役割も聞こえていました。その為に運動性能と快適性を実現するスポーツコンフォートへの配置が実現した訳です。これ2012年。

 そして2014年にはパターンデザインを継承し、コンパウンド系の進化を果たしたアップグレードモデルとして登場したのが「Cinturato P1 VERDE」です。

 一方「DRAGON」は2004年発売とかなり歴史が古い。UHPとなる P ZEROシリーズ が存在する中でライトスポーツへの得意性を備えています。しかし、プレミアムカーへも装着されるピレリのイメージからはマイナー商品であることは否めず、正直ピレリにそんなタイヤがあったの?

 その「DRAGON」へ再認識を持たせたのは、既に市場で一定評価を得た「Cinturato P1」の存在では。グリーンパフォーマンスとしてエコをも謳う製品特性に、更ならピレリの本質を植え込もうとした。要は快適性、安全性、低燃費など基本性能の高レベル化にプラスして、高度なスポーツ性能を搭載しライトスポーツとしての市場も狙う、としたのが「DRAGON SPORT」です。

 なお、従来品「DRAGON」は「DRAGON SPORT」の発売でも併売されます。より大径サイズは「DRAGON SPORT」が担い、下回るサイズを「DRAGON」がフォローする展開と受け止めます。ただこれ一時かも。「DRAGON SPORT」は徐々にサイズ拡大が予定されていますので。

 いずれもミドルクラスは共通としながら、快適性に傾向する Cinturato に対して、DRAGON は運動性能へ傾向する、です。更にここ重要。低価格に対しての拘りも見せています。

スポーツコンフォートタイヤ性能比較表

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