スポーツコンフォートは話題性が多い注目カテゴリーに成長

 スポーツコンフォートカテゴリーは、ラインアップの活性化に問題ありで展開は低迷している、と嘆いていたのは数年前のこと。現在はピレリ「Cinturato P1」、ヨコハマ「S.drive」、ダンロップ「DIREZZA DZ102」、最新となったブリヂストン PXシリーズがズラリ並ぶ注目のカテゴリーへ一変しています。

 ここに至るまで低迷期でも支えて来たのがヨコハマ「S.drive」、ダンロップ「DIREZZA DZ102」では。正しくはこの従来品からですね。「DNA S.drive」と「DIREZZA DZ101」です。

 「S.drive」は「DNA S.drive」の進化。サイズ設定の差別化により「DNA S.drive」は継続しているものの、メインは「S.drive」に移行しています。「DNA S.drive」は10年以上の伝統を誇り、そこから地味にコンパウンド系の変更を実行し「S.drive」となりました。

 DNA はヨコハマのエコブランドでした。環境へ配慮した低燃費が主体です。で、「DNA GP」(1993年発売)というスポーツモデルが存在し、この後継となったのが2005年に登場した「DNA S.drive」なのです。

 しかしながら、エコとスポーツの両立には到達レベルに技術的課題が多い。またそれまでの追求である純粋なピュアスポーツには、厳しい現実が突きつけられました。スポーツの単純明快な追求は時代に合わず、ここからスポーツタイヤ暗黒時代へ突入することになります。

 「DNA S.drive」はこのことが救いとなり、半端ながらエコを示した成果によって時代の流れに乗ることが出来たのです。こうして地味ながら維持される体制が整いました。ある意味時代をうまくこなして来たタイヤ、反面半端さはそれ以上にはなれない悲しさも背負っています。そしていよいよ DNA から決別し「S.drive」の独り立ちとなるのです。

 一方「DIREZZA DZ102」は、「DIREZZA DZ101」からの進化です。2003年に登場した「DZ101」は、スポーツブランド DIREZZA を冠しながらも、快適性をスポーツタイヤに求めた拘り多い製品です。

 そして2014年に登場したのが「DZ102」です。従来品「DZ101」を踏襲し、全てを超える性能を強調します。

 双方カテゴリーとの一致性が非常に高く主張は説得力を強く感じます。現在、注目度ではこれを超える製品が登場し支える立場に控えるも、カテゴリーにおける重要な位置付けは最新でも変わらない、です。

スポーツコンフォートタイヤ性能比較表

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