ミニバンカテゴリーの激しい展開に囲い込みの施策はどう?

 トーヨーのミニバン専用 TRANPATHシリーズに「TRANPATH ML(トランパス エムエル)」が加わりました。近年、車種としてのミニバンは、高級感を演出するミドルクラスミニバンの上級グレードが人気。この車種セグメントを一つの新カテゴリーに捉えたという。

トーヨー TRANPATH ML ミドルクラスミニバンへ 【新製品】

 これにより TRANPATHシリーズは新たな展開が実現します。ラグジュラリーミニバンに対応する「TRANPATH LuⅡ」、軽カーハイト系にも対応する「TRANPATH LuK」、そしてミニバンのスタンダードからコンフォートまでフォローする「TRANPATH mpZ」。更にミドルクラスミニバンの上級グレード専用「TRANPATH ML」です。

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 近年、先駆者としての TRANPATHシリーズにやや陰りが見え始めたのでは、という懸念が出始めていました。他メーカーのミニバン専用に対する考え方の強化が進んだ結果です。特にブリヂストンのミニバン施策には驚くばかり。しかしながら、矢継ぎ早に投入する製品は混乱も生じさせます。そう性能に対する違いがいまひとつ明確化されていないんです。

 そこに復活を図るべく2014年に投入した新たな TRANPATHシリーズが、「TRANPATH LuⅡ」、「TRANPATH LuK」、そして「TRANPATH mpZ」だった訳です。シリーズとして3方向への展開は好感を得ることになり、注目を引き寄せます。

 2015年にはヨコハマが BluEarthシリーズにミニバン用プレミアムモデル「BluEarth RV-02」を投入し、ミニバンだけではない BluEarth の全体認知によって主張性を高めました。これに反応するのはダンロップ、やはり低燃費タイヤブランド エナセーブ を、ミニバンのスタンダードからコンフォートまでフォローする位置に配します。

 また、いまやミニバンでも高い評価となるブリヂストンは、プレミアムの「REGNO GRV」をモデルチェンジによって低燃費タイヤ化、プレミアムミニバン用の「REGNO GRVⅡ」が満を持しての投入となります。

 これによりミニバンカテゴリーは一気にヒートアップ、近年最も充実し、活性化著しいシーズンとなりました。この状況に TRANPATHシリーズは残念ながら影が薄くなる。

 そして2016年、先行したのはやはりブリヂストンです。Playz PXシリーズを新たに立ち上げミニバン専用も同時投入。更には複雑化したラインアップの整理も進め、魅力ある製品構築を実現します。

 対するのはトーヨーでしょう。「TRANPATH ML」が謳う狭間を新カテゴリーと強調する狙いはいい。専用ブランドによるシリーズ展開は分かり易い。特性が明確化され、ターゲット層に響くのでは。

 ということで、シリーズ展開による囲い込みの施策がどう評価されるのか、新たな TRANPATHシリーズに注目します。

ミニバンタイヤ性能比較表
最新タイヤ選び-ミニバンタイヤ

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