ダンロップ「DIREZZA」のライバルへ向けられた強固な拘り

 住友ゴムが展開するダンロップブランド、スポーツタイヤ DIREZZA(ディレッツァ)シリーズ とハイパフォーマンスを謳う SP SPORTシリーズ がラインアップされています。スパルタン(厳格さ)を主張する市販タイヤとしての追求に拘るのが DIREZZA では。対して SP SPORT は世界の高性能車への純正装着を目指す意向を打ち出しています。

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 ライバルの一角となるヨコハマには ADVAN と ADVAN SPORT が存在し、前者は DIREZZA の役割。後者は SP SPORT と似たような環境です。ここでは ADVAN とガチ競合の DIREZZA を追求します。

  DIREZZA の歴史は浅い。2003年3月登場の「DIREZZA DZ101」が始まり。以前は FORMULA がその役割を果たし、約20年以上に渡りダンロップのスポーツタイヤを支えてきました。そして一つの時代を終え、新世代のスポーツタイヤブランドとして DIREZZA が投入されました。DIREZZA は造語、DIRECT(英語:支配する)+BREZZA(イタリア語:風)からなり、「疾風を支配する」意味だという。

 2005年「DIREZZA SPORT Z1」投入。ここから DIREZZA の追求となるサーキットでのラップタイム短縮というコンセプトが掲げられます。小舵角の領域でコントロール性能が高く、走り始めて直ぐにグリップ感が得られ、Sタイヤ並みのグリップ性能、という声も聞かれる程のハイグリップタイヤです。

 2008年「DIREZZA SPORT Z1★(Star Spec)」誕生。「Z1」から更に進化を遂げ、改良点は走行初期から更に強力なグリップ力と、全域でのコントロール性の向上です。ダンロップの進化で「Star Spec」=★ は期待感を最大化させます。

 また同時期発売のブリヂストン「POTENZA RE11」、ヨコハマ「ADVAN NEOVA AD08」とはグリップ対決による比較に注目。この頃からサーキットでのラップタイム短縮に、タイヤ戦争にも似た競合意識を高めて行きます。

 2012年「DIREZZA ZⅡ」誕生。このシリーズは常に従来品踏襲を基本としています。そこから進化の新パターン、新構造採用により、ドライグリップ性能のアドバンテージに拘ります。また「86」の運動性能を更に引き出し、操る楽しさを体感できる専用タイヤ「DIREZZA ZⅡ 86専用スペック」も誕生しました。

 2014年初期投入の「DIREZZA DZ101」がようやくモデルチェンジし「DZ102」へ。10年以上に渡り地道に DIREZZAブランド を守り続けてきた貢献は大きい。スポーツコンフォートへの配置は「ZⅡ」との共存に重要な位置付けとなります。

 2014年「DIREZZA ZⅡ★(Star Spec)」誕生。「ZⅡ」の後継としてドライグリップ性能をさらに向上。サーキット走行で1周目、最速、平均のすべてのラップタイムを1.0%以上短縮するなど、ライバル対決を強烈に意識したタイヤです。同時に「DIREZZA ZⅡ★ 86専用スペック」も誕生。ここでも「Star Spec」=★ 進化が実現し、基本コンセプト踏襲によるハイレベル化が際立ちます。

スポーツタイヤ性能比較表

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