低燃費タイヤはカテゴリーと区分けされた新たな進化系

 エコタイヤから低燃費タイヤへ進化したのが2010年です。転がり抵抗係数とウェットグリップ性能の2つながら、タイヤ性能をラベル表示で確認できます。それもデータ計測の統一的な見解により画期的評価を得るに至っています。

 そして7シーズン目となる2016年は、既に第2世代の熟成期に入ります。第1世代はラベリング制度のグレーディング向上、つまり2つの性能を示すグレーディング向上に拘り、最高グレーディング「AAA/a」の実現を目指します。

 しかし、グレーディング向上は、ある意味各メーカーの技術披露の様相が強かった。それによりサイズ設定が1サイズ、もしくは2サイズ止まりで汎用性を示すには限界も。割り切り感があったんです。

 ここから第2世代は、グレーディング追求はそこそこに、カテゴリーにおける主性能の追求にシフトして行きます。本来求められる性能の基本回帰ですね。また耐磨耗性の強調も第2世代の特徴です。

 今シーズンの展開は全体的に地味な印象が強い。2015年の反動でしょう。新製品投入が控えられ、目立つのは従来からのグレーディング向上。転がり抵抗係数、ウェットグリップ性能のいずれかを引き上げ、新たな高性能さを訴えます。

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 この施策で最も注目するのはダンロップ「LE MANS4」です。転がり抵抗係数を「A」から「AA」に引き上げ、低燃費性能の更なる向上を果たします。サイズ数も合計90となるのは凄いことです。

 反面、低燃費タイヤ専用ブランド、既存ブランドを含め全体の低燃費タイヤ化を拡大した結果、ラインアップの差別化に窮する状態が目立ちます。同様の性格を持つ製品が複数存在します。この整理も今シーズンの特徴になりそうです。

 いずれにしても低燃費タイヤはカテゴリーの括りとは区分けされ、タイヤの新たな進化レベルとして存在を示すことになります。

低燃費タイヤ性能比較表

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